Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

病友O2

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 パルスオキシメーターで酸素飽和度は95~97程度が生命維持に必要だ。これが90を切ってくると、意識障害も発現し生命が危険な状態に陥る。今日のブログのリードは、その「酸素=O2」から入ってみた。

 

 「終活」の一環ではないが、身辺整理をしていたら、引出しの奥から懐かしい友人O2君からのお手紙が出てきた。これも何かの御縁かとここ2、3年会っていない彼に繋がらなくても駄目元とメールをしてみた。早速、返信があった、嬉しかった。

 

 彼は静岡県出身の優男(やさおとこ)で、苦労人でもある。奥方も静岡県の出身で徳兵衛夫婦とも何度かご一緒させていただいた。若い時からフォークソングが好きで、ギター片手に三鷹、吉祥寺、荻窪界隈を流していた。昔から、立てた小指が大好きで、それに泣かされた人も多い。吉田拓郎が好きで、いつも口ずさんんでいた。今回、拓郎のコピー元であるボブ・ディランノーベル賞を受賞したことにも悪い気はしていない筈だ。

 

 彼は若い時から、いつかジャズ喫茶ならぬフォークライブ喫茶をやりたいといっていた。会社をリタイアする前後から、アマチュアフォークグループを結成し点々とイベントや大会に参加。奥方に内緒で上京してお茶の水の黒沢楽器で30万円もするギターをこっそりと購入。そこそこの実力が付いてきたなと思いきや、リタイア後数年で見事に店を開き長年の夢を叶えた。夢の実現には好機を見逃さないことも必要だが、その陰できっと奥方が家庭内でも外でも大変なご苦労をされたに違いない。そのことを彼は、人前では一言も口にしない。夫婦ともどもできた人たちだ。

 

(今日のおまけ)

 昨日の「今日のおまけ」の続きではないが「生保・ナマホ」は、生活保護のこと。O2君も昨年病魔やケガに立て続けに襲われたらしい。扁桃腺炎に始まり、肋骨剥離骨折、前立腺肥大やメニュエル氏病と炎症や骨折は治ったものの、病のオンパレードだったと聞く。徳兵衛も糖尿病に脊椎症に高血圧とそれに昨年見つかった多形化腫瘍のオマケなど持病の数なら友だけに共にいい勝負だ。これから先も「病友(ビョウトモ)」として、「生保・セイホ」(生命保険)にお世話にならないように彼とは末永く付き合いたい。