Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

スイートメモリーズ

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 「懐かしい痛みだわ(^^♪、ずーと前に忘れていたあ〜♫♪・・・♬」あの松田聖子が唄って一世を風靡したあの曲のタイトルだ。何とも意味深な歌詞だが、メロディーラインとハーモニーがとてもいい。これを仕掛けたのが、ペンギンをキャラクターを前面にサントリーが当時のアサヒビールの牙城に攻めいった。まさに大阪冬の陣での「曲輪(出丸)」の「真田丸」の役割と同じだ。サッポロの「黒生」でも叶わなかった仕掛けだ。

 

 キリンビールの天下に、朝日(!(^^)!)が「Asahi」にブランドマークを替え、辛みの乾物系のスーパードライを発表、追撃の構えを見せた。その後、ビールメーカーが「コク」、「キレ」、「ノドごし」などのキャッチコピーを相次いで連発。CM製作はコピー乱戦期へと向かう。その間隙をついたのが、女性の恋心をくすぐる作戦にでたサントリーだ。松田聖子の歌声やペンギンの恋愛映画の上映などのキャンペーンもあって、一気に女性ビールファンは増えたことは間違いない。誰と一緒だったかは憶えていないが、徳兵衛も誰かとその映画を観に行った記憶がある(出所:●●●広告研究会)。

 

 徳兵衛、持病があるため余りビールは戴けない。したがって、アレには「コク」もなければ「キレ」もない。そんな過去を持った男だったが、退職前の数年に早くも、業界名簿からも社員名簿からも名前が消えた。折りしも、とある関係者から「徳さん、何かしでかした?首にでもなったの?」まさか「亡くなったんでは?」など「謹慎説」、「重篤説」や「休職説」もが流れた。徳兵衛は、いつの間にか関係者の記憶からフェード・アウトし、誰からも相手にされなくなっていた。閑職となれば、いつかそんなことになるのではと覚悟はしていたものの、今となっては、それはもう「ビター(ほろにが)・メモリーズ」の1つでしかない。

 

(今日のおまけ)

 退職してから、殆どスーツは着ない。というか、着る機会がない。ジャケットぐらいがせいぜいで、白Yシャツなどに至っては、冠婚葬祭の時しか着ない。そのぶん、ハットやハンチングを深々と被り、アスコットタイを装い厚手のジャンパーやフリースに身を包む。

 ある日、顔が判らぬよう行きつけの酒屋に出向き、内ポケットのビール券を出してビールを買おうとしたとき、酒屋のご主人、「この界隈で、何か事件でもありました?」。所轄のデカの「聞き込み」と勘違いしたらしい。スーツは、それほどまでに、現役サラリーマンにとっては看板なのかもしれない。

 

 現役の京阪バスの運転手、京都山科営業所の社員に続き、懲りずに京田辺の運転手も運転中に「ポケモンGO!」で遊びながら営業運転。この手の人には制服もスーツもいらない。着る服は、「囚人服」か「死に装束」だ。乗客や通行人の命を何だと思っているのか!!