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koushuyaの徒然日記

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

姨捨山

宿命

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 亡くなった父母の葬儀に参列いただいた方々やそのお身内に不義理をしてはいけないと、地元紙の「おくやみ欄」DBを毎日検索している。

 昨日、目に止まったのは、南アルプス市若草町藤田の川畑心結(かわばた みゆ)ちゃん7歳の訃報だ。交通事故とはいえ、横断歩道を渡っている間にワゴン車にはねられ、たった7歳にして、この世から旅立った。これからの夢や未来が一瞬にして潰えた。孫を持つ徳兵衛も、親御さんの気持ちを考えると、折れそうなくらい心が痛む。ふと、春先にロードショー公開され、珍しく女房と一緒に鑑賞した映画「64(ロクヨン)」をなぜか思い出した。

 

 一方、無謀なカラーギャングの少年らに取り込まれて殺された中学生の井上翼くん。中東や欧州で自爆テロを引き起こした犯人と犠牲となった多くの人々。若くして病魔に侵され25歳で亡くなった木藤亜也さん。事故死、他殺、病死、災害死、自殺、遭難死、戦死、巻添え死、変死等、終わり方はさまざまだが、やはり、自然死というか老衰で人生を終えたいと願うばかりだ。

 

 ただ、そうは簡単にいかない、厄介だ。高齢者の終末期医療を引き受けた大口病院では7月から約2か月間もの間に50人ものお年寄りが亡くなったと聞く。父母が入院中、別病院の終末期医療現場を垣間見たがそれは、それは壮絶だ。看護師の絶対数が足りず、意思表示ができない患者に対する点滴液注入の確保のためのミトン装着や身体拘束は当たり前。口腔ケアのために行う薬液洗浄等々。もちろんこれらは家族の同意を得て行っているからなおさら悲惨だ。そもそもこの事件の端緒は、タレ込みか遺族からの被害届か?県警が内定していたのは間違いないが遅きに失した。院長(?)、主治医(通告・共犯)、看護師(共犯)、出入りの製薬会社のプロパー(幇助)等、内部犯行は確実。

 

 相模湖の障害施設殺人事件も今回の大口病院の事件もそうだが、妙なことを感じる。相模湖の事件では、被害者の名前も、親御さんの名前もインタビューも殆どなかった。勿論、最近のマスコミは生物にたかるハエのようなものだから仕方はないが。今回の大口病院も捜査中であるにしても、身内のコメントも少ない。葬儀社と手を組んでいたのならともかく、あの病院規模で2カ月で50人は異常だ。でも、もっと恐ろしいのは、こうした施設や病院が「現代版姨捨山」になりつつあることだ。ふと、地元作家の深澤七郎「楢山節考」が頭をよぎった。

 

(今日のおまけ)

 饒舌な徳兵衛も苦手がある。聴き上手の人だ。上機嫌に散々、人に話をさせておいて、「フン、フン」と相槌を打ってくれるのだが、やにわに、やんわり疑問形で「そのときどう思ったんですか?」などと聞いてくる。こうしたショートクエスチョンが続いていくうちに徳兵衛の喋りが少なくなる。営業マンや売り子が「どういったお色がお好みで?」、「どういった機能をお求めで?」など、主導権が次第に聴き手側に移っていく。やはり、話上手に聴き上手は、本物のココロだ。まあ、聴きもしないことをベラベラ喋る「カタルにオチル」君もいますけど。