Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

悪循環

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 昔、勤め先の同僚に「阿倍淳 君」という名のオトコがいた。今、思っても当時の彼の印象が忘れられず。彼の名前を思い出すたびに「アクジュン・カン」の響きを想い出す。

 

 先週の日曜は、母の日に霞んで埋没した「父の日」だった。前日の昼過ぎ福岡在住の息子の嫁さんから、体調を壊し日曜日に父の日のプレゼントが届けられないと、お詫びの電話があった。医者に早めにかかるようにと勧めたが、土曜日の午前中に受診する予定だったという。嫁は子供の面倒を息子に看て貰おうとしていたが当の息子は前日の深酒が祟って、起きれず。結局、受診を断念したという。周りに知り合いがいないこともあって、旦那を頼るしかない。夫婦のどちらかの歯車狂えば、家庭全体の歯車が狂ってしまう。これも些細なことだが悪循環である。そうした小さなすれ違いがやがて重大な危機となって表面化する。思いもよらぬ、突然にして・・・・・。

 

 父の日当日、女房と久々に食事に出掛けた。誰からも何も来ない夫の姿を見かねての女房からのささやかな「父の日」のプレゼントだったことを後で知った。人の気配りが分らない人は人相にも「業(ゴウ)」や「剣」が出るらしい。

 

 道すがら助手席の女房と久方ぶりに繁々と会話をした。運転席の目の前には大手デベロッパーが手掛けた戸建ての大規模な豪華分譲住宅の屋根がが連なっている。なかなか、成約に至らない物件が多い。家も庭も広いが、駅まで路線バスで30分前後かかるのが最大の難点だ。

 

 ここに女房の知り合いが棲んでいる。子供は娘一人で、既に地方に嫁いでいると聞く。戸建での老夫婦二人の生活だ。車がなければ買い物難民、医療難民だ。運転出来るうちは良いが、動けなくなったら所詮在宅介護は困難となる。近くに身寄りが居なければ、最終的には居宅を手放し、娘の住んでいる近くの介護施設にでも入るしかあるまい。

 

 この街には、さまざま事情があって、契約が成立する都度、新たな住民が入居するも、そこそこのお年寄りが住み慣れたこの街を去って行く。子供の苦労は大変だろうが一人でも子供がいるのならまだましだ。子供のいない夫婦はこの先どうするのだろう。悪循環は何処まで行っても「アクジュンカンだ」どこかで断ち切らなくてはいけない。

 

(今日のおまけ)

酒と女は二合(号)まで。とはよく言われる。先ごろ仲間由紀恵の夫の田中哲司の浮気(「不倫」という響きは、反道徳的、陰湿あたかも犯罪であるかのような印象操作なのでこの徳兵衛は敢えてこの言葉は使わない)が写真週刊誌に報道された。浮気をされる女房の人相にはいくつかの特徴があると聞いた。

 

 まず、富士額で左目が大きい。それに細面で下唇が厚いタイプだそうだ。彼女は最近、ロングヘアをバッサリ切ったり、激太りが一見して判る。一時は妊娠説も流れたが、どうやら丸っとストレスらしい。本気、浮気は紙一重。浮気の浮気はございませぬ!ねえ、そこのご同輩!そちらのお二人は御兄弟かもネ?知らぬが仏!!

なぜ登るのか

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 安倍首相の国会答弁で多用された「印象操作」。「忖度」に並んで今年の流行語大賞に選ばれそうだ。その一方で心証とか心象も操作できる。先ごろの英国ロンドンでの24階建高層住宅火災は、日本のタワマン建設ラッシュに一石を投じた。

 

  何がなくてもあの報道画像を見ただけで、まず、タワーマンションの上層階は敬遠したくなる。バカと煙は高いところに登(昇)るというがそうではない。「そこに山があるからだではなく、そこに高層マンションがあるからだ」。

 さて、高層マンションの場合、眺望権、いわゆる「見晴らし」なるものがあって一階昇る毎に50万円から200万円と販売価格が高価となる。故に富裕層は高層階を好む。

 その上、課税価格と時価の差額が大きいため相続税対策としてそうした物件に投資している。したがって、金持ちになればなるほど、流動性の高い高額投資物件に手を出し現金や預金は殆ど持たない。その一方で現金を持ちたくても持てない徳兵衛のような貧乏人もいる。

 

 今回の英国のマンション火災は、もともと消火設備が不十分で非常階段が煙突の役割を果たし、かろうじて逃げられたのは10階までの住民だったそうだ。24階ともなればハシゴ車もとどかない。

 ところで、小生の友人でマンションに住み替えが趣味のような男がいる。高層マンションに棲んでるが部屋はこれまで同じく3階だ。まず高層階は、最上階でなくても地震の際に揺れ方が酷く災害時に避難しにくい。次に子供の感覚に高度感が育まれない。そのうえベランダンなるものがあってもベランダに洗濯物が干せない等々の不都合があるようだ。やはりお金がなくても賢明な方は低層階にお住まいのようだ。

 

(今日のおまけ)

「印象」:心に強く残ったもの。忘れられないほど感動した物ごと。

「心象」:意識の中に浮かんだ姿や像のこと。

「心証」:人が人をみて感じること

 と、一般的には定義されているが、当ブログの愛読者から次のようなメッセージをいただいた。「毎日、楽しみに愛読させていただいております。本編も楽しいのですが、『今日のおまけ』の方がセンテンスも短く、分りやすく面白ネタが多いので、これだけで別のブログを立ち上げた方がよろしいかもしれませんね」。なんだか本編にもう一つひねりを加えたほうが良いような印象操作と受け止めた。このご意見、ご発言は、徳さんの心証を害したようだ。

下町慕情

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 懇意にしていた下町の海鮮居酒屋が店を閉じた。板長とは長い付き合いでメードインジャパンの先妻も良く知っている。その彼女は仕事の合間に時折、店の手伝いもしていたが夫婦のすれ違いが多く、結局、キャリア・ウーマンの道を選び単身博多に赴任した。暫く、連絡を取り合っていたが次第にお互いに疎遠になり、ある日奥さんから離婚届が届いた。

 

 それぞれの夫婦は、それぞれの事情や過去を共有している。契約結婚もあれば仮面夫婦もいる。夫婦の間が長ければいいってもんじゃない。先の店には力士を廃業したがものの働き口がなく、生活に困窮していたTさんがいた。このお手伝のTさんは板長がみるに見かねて店で雇った人だ。

 

 ある日の昼下がり、Tさんは誰も来店しない店の中で脳梗塞で倒れた。たまたまランチをしに来た隣ビルの社員が彼を発見。急いで救急車を呼んで措置し、一命はとりとめたものの退院後も右半身に障害が残った。それでも不自由な体ながら店の配膳を手伝っていた。彼にとっては1日おきの歩行訓練や入浴も大事な仕事だったが、ある時リハビリ入浴の前に発熱し、かかりつけの病院の待合室で再び倒れた。

 

 見かねた板長は決意し、それまでソコソコの入りだった店を思い切ってたたんだ。そして後妻に入ったフィリピン人と一緒に平和島の串焼屋で再起するという。その店が軌道に乗ったら収入の一部を、現在、生活保護を受けているTさんに毎月送ろうと計画している。まだ、まだ、下町には人情が生きている。そんなこともあってのご褒美なのか奥さんのお腹には、今、小さな命が宿っている。

 

(今日のおまけ)

 堂々としてりゃいいものを、コソコソするからバレるし、あらぬ疑いを掛けられたり、妙な噂が流れる。例えば、職場の男性上司と部下の女性社員が二人でランチに行ったとしよう。

 

 会社から相当遠い待合せの店に先ず女性社員が先に行き、あらかじめ同じメニューを二人分頼んでおく。10分後に上司が独りで来店したように装い彼女と同じテーブルの前に座る。限られた時間内で談笑しながら食事を終える。今度は女性社員が店を先に出る。後から上司は店を出る。そして、彼女は上司が来た道を戻り帰社し、上司は彼女がわざわざ遠回りして来た道を戻って昼休み時間ギリギリに帰社する。これが正真正銘の「ゲスの勘ぐり」。

追憶

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  バーブラ・ストライサンド主演(助演はロバート・レッドフォード)、主題歌。名画「追憶」(1973年作品)に掛けて語ろう。先日13日、野際陽子が肺腺癌のため81歳で逝去した。彼女は千葉真一と離婚してから本格女優としての芽が出た。かのトレンデイドラマ「ずっとあなたが好きだった(最後のキッス)」で冬彦さんのお母さん役がハマった。時に彼女は57歳。冬彦が指を怪我して母が指をなめるシーンはエロチックで「マザコン」そのものだった。明らかに2年後の千葉との別れの予感が奏功した。別れて上手くいくこともある。

 

 徳兵衛も野際の歳までとすると。あと一回、「年男」を迎えられるかどうかだ。勿論、4回目の成人式が迎えられるかは微妙なところだ。でも、いつも人生はトントン、トントンとサブちゃんの「与作」ではないが五分五分だと信じている。人生の早い時期に幸せを手に入れると、晩節を汚し苦労するか。逆に若いころから苦労をして、晩年に本当の幸せを手に入れるかどちらかだ。それが、日ごと、月ごと、年ごとに入れ替わる。今日が悪けりゃ、何日後か何か月後かにその辛さが喜びとなって帰って来る。いまでもそう信じている。

 

 小生、今は病気にで辛い想いをしているが、それは、若い時に放蕩三昧をした罰があたってこうなったのだと思っている。そして寿命もここら辺りで御引き取りと、そのうち天命が下るだろう。これまで出会った人も多かったが去って行った人も多い。また、徳兵衛の今の歳まで生きられず、50代半ばでなくなった小生の仲人、20代、30代で亡くなった職場の女性。上司、役員、社長、仲間そして両親。これまで何人もの人々を送ってきた。この徳兵衛は残念ながら今だ生きながらえている。結局、今でも長い間お付き合い戴いている男女は、片手にも満たない。そんな人々もやがていなくなる。

 

 人生に出会いは多いが、圧倒的に別れの場面の方が多い。出会って、別れて、「そして誰もいなくなる」のだ。大金持ちになっても、幸せは金では買えない。一日を何とか生きていけるだけの銭があれば十分だ。野際陽子の訃報に接し、ふとこんなことを綴ってみた。

 

(今日のおまけ)

 集団登校の小学生が目の前を横切る。「おはよう」と声を掛けて、「おはようございます」と返してくれたのは今春入学したばかりの小学1年生数人だった。腹立たしかったが他の小学生は責められない。それは家庭のしつけであったり、学校教育であったり、地域住民の民度にもよる。某国の民度が低いなどと笑えない。在職中、女性社員にある仕事を頼んだ。仕事が早くすぐに仕上がり結果を持ってきた。何も言わず書類を受け取ったた彼女が小生に言った。「人に頼んで仕上がったら、普通は一言『ありがとう』というんですよ」彼女の一言が今も忘れない。

 

 「おまけのおまけ」。安倍首相が蕎麦屋に入った。すると店主が「もり」ですか「かけ」ですか?と尋ねたら、首相は慌てて店を出た。この漫画が大流行り。退陣も近そうだ。

うしろゆびさされ組

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 今の世は、これまでの経験、常識や価値が全く通用しなくなった。それはなぜかと考えた時に、あまりに自分の廻りに情報があふれ、選択肢があまりに多く、結局は自分が好むものしか選ばなくなった。ヨーロッパでもそうだが、これまでマイノリテイ(少数民族・少数宗教)の多様性が担保されてきたが、これが行き過ぎて自立・分裂が生じ、各国の移民受け入れをキッカケに社会統制の動きが活発となっている。

 

 つまり、国民は同一理念で、同一の共同体で、同一の価値観と宗教観を有することを目指そうとする動きだ。これにより国家権力はますます巨大化し、国民生活への警察や軍の介入を容易にする。危険な状況に向かっているのかもしれない。ことさら不安を煽るつもりはないが、これを映画の興行で説明すると分りやすい。

 

 昔は、素晴らしい映画作品だからみんなが観に生き興行収入が上がった。ところが今は、作品の中身ではなく、どうすれば観客動員数が上がるかを必死に考え、その結果、動員数が上がったからこの作品は素晴らしいと説く。売上至上主義、視聴率絶対主義が横行、国も、政治の世界も、社会も賛成多数は幸を運ぶ的な思想がロジックが横行しているようにも見えて仕方がない。

 

 戦前にこんなことを書いて、街頭でビラでも配ろうものなら、すぐさま特高警察がやって来て監獄行きだろう。この間から妙に暑(息、生き)苦しく、朝夕生ぬるい風が頬を撫で、胸がざわチンしている。

 

(今日のおまけ)

 我が家のイタ電・迷惑電話対策は極めて簡単。家人が居ても居なくても常に留守録モード、急ぎの要件や大事な要件があれば相手が録音しておいてくれる。それにナンバーディスプレイを併用。相手がフリーダイヤル、非通知や公衆電話なら電話に出ない。ある時、警察から電話があった。「最近、振り込め詐欺が多発していますので、留守録とナンバーでスプレイの併用をお願いします」ときた。思わず、これはどこかの電話器販売業者かと思い、警察に向かって「警察も詐欺やるんですか?」と怒鳴った。でも、後日、本当の警察からの注意喚起だったことが判明した。でも、これくらい注意していた方が良い。

 

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 それにもっと怖いのが、アカウント窃取、スマホへの動画転送アプリ、盗聴器、小型カメラ、ICレコーダーや小型GPS。自宅、ベランダや屋根裏に限らず自動車、自転車、バック、ポーチや小物入れなどに、一見しただけでは判らない高性能部品が仕込まれたら私生活、行動や会話もバレバレ。一億総監視社会ですので滅多な処へ出掛けぬよう健全生活に心がけましょう。そこの旦那も奥さんも・・・どちらのご夫婦も円満で。